ごあいさつ
自治会について
高島平三丁目自治会のあゆみ
1,設立の経緯とその後の10年
高島平三丁目自治会は1973年5月6日に団地居住の住民たちの自主的な組織として結成されました。設立に至る経緯は自治会10年誌で詳細に語られていますが、3人の方が発起人となって呼び掛けたところ、100人近くの方(高島平三丁目自治会10年誌から)が準備会に集まられたそうです。環境問題、図書館づくり、保育園新設、新高島平駅の建設問題など住民が取り組む課題は山ほどありました。これを解決するためには自治会が必要であるとのことで、前述の通り、自治会が設立されました。すでに当時、「建て替えの問題なんかになると、自治会というかコミュニケーションがなかったらダメ」(同10年誌)という意見も出されていました。まさにいま直面している問題です。
2,設立から20年を経た自治会
団地建設から20年後。このころから団地の高齢化が問題になってきました。「2世帯が住めない団地の間取りのため子供たちは外へ巣立ってあとには高齢の親だけが残るパターンが当面続きそうです」と当時の谷博会長が「わが街二十年のあゆみ」のなかで述べています。また同誌で歴代事務局長が座談会を行っていますが、平山吉男氏は「二十年が経過して、高齢化問題や福祉問題の方向に、自治会活動も変化している」(1989年から事務局長)と語っています。設立から20年を経て自治会の課題や方向性が認識されるようになってきたのです。三丁目自治会は時代を先取りしていたのでしょう。この座談会で北川教雄氏(1975年~81年まで事務局長)は「定年退職した人は、何十年ものキャリアの持ち主だから、いろんな面で自治会活動に自治会活動に力を貸して貰いたいもんだね。団地の建物は老化しても、地域をみんなで支えあえば、ここはもっといい街になると思う」と期待を寄せていました。これからも引き継いでいきたい言葉です。
3,「ふるさと」としての高島平
30年誌発刊にあたりで、当時の会長であった髙村義博氏は「生まれた所が故郷といわれるかも知れませんが、この高島平は新しい街づくりから始まって今日までの思い出や愛着があり、此処が故郷であることに間違いありません」と断言しています。高島平生まれの子どもたちが成人し、家庭を持つ中で、団地が本当の故郷になっていったのです。自治会活動もスポーツ大会、市民講座、防災訓練、リサイクル、配食サービス、ふれあい食事会、助け合い会議など住民のニーズに応じて多岐にわたるようになりました。地域の課題や問題に三丁目自治会はひたむきに取り組んできたのです。
4,50年を迎える三丁目自治会
2023年に高島平三丁目自治会は設立から50周年を迎えます。高齢化や少子化の影響を受けて会員世帯数は減少しています。とくに2020年初頭から新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、自治会活動はふるさと夏まつりの中止、支部、専門部のイベントは中止や延期を余儀なくされています。一方で、自治会中央、各専門部や支部では創意と工夫をこらして地域コミュニティの結束性を維持していくために地道な活動を継続しています。2022年5月8日には対面で第47回定期総会も開催され、自治会活動の再開に向けて活発な議論が行われました。この総会で宮坂幸正会長が再任され、これまで長年にわたって自治会活動に貢献してきた岡崎昭二事務局長は退任しました。新たに第一支部の庄司七郎氏が事務局長に選任されました。いまなお新型コロナウイルスとの闘いが続く中で、新しく選任された役員を中心として、会員の皆さまのご理解を得ながら、これからの50年をともに協力しあい、助けあいながら地域コミュニティを維持・発展させていければと願っています。
(文責:吉成)
第47回定期総会で選任された役員(2022年度、任期は2年)
会 長 宮坂 幸正(第二支部)
副 会 長 原 千鶴子(第三支部)
同 吉成 勝男(第四支部)
同 岩井 桐子(第一支部)
同 柴 佳代子(第二支部)
同 荒川 伸一(第一支部)
事務局長 庄司 七郎(第一支部)
事務局次長 渡辺 俊一(第一支部)
同 対崎 巌(第二支部)
会 計 内藤 優(第二支部)
副 会 計 鈴木 一郎(第一支部)
中央幹事 大谷 三郎(第一支部)
同 渡邊 剛(第三支部)
同 上田 昭子(第三支部)
同 吉田 トシ子(第四支部)
同 長坂 千恵子(第四支部)
同 佐藤 誠(第二支部)
顧 問 岡崎 昭二(第二支部)
会計監査 星 正志(第一支部)
同 木下 哲也(第二支部)
同 羽石 圭子(第三支部)
会計委員 鈴木事務員(第三支部)
高島平三丁目自治会は下記の4つの支部で構成されています。
2022年度の各支部長は下記の通り再任されました。
支部名(クリックで支部のページを表示します) | 支部長名 |
第一支部 | 梅田 滝司 |
第二支部 | 菅原 優 |
第三支部 | 加藤 美津子 |
第四支部 | 為房 裕一郎 |